国土交通省
2008年06月18日
関東大地震はくるのか@東武鉄道耐震補強編(5)
日本は世界有数の地震国だ. 
1995年の阪神淡路大震災では,鉄道網も大きな被害を受けた. 
JR西日本(西日本旅客鉄道)JR神戸線(東海道本線)の不通区間が解消したのは,地震発生から74日後だった. また,山陽新幹線は,81日後だ. さらに,阪急-阪神-山陽の各社が相互乗り入れする神戸高速鉄道は,地震発生から208日(約7ヶ月)も過ぎてからだった.
これらの教訓から,国土交通省(旧運輸省)は主要駅や高架橋の柱の耐震補強を,2010年度までに完了するよう指導している. 耐震補強は,各鉄道事業者が自から計画を立てて実施するが,多額な工事費用や高い公共性などにより,国や千葉県などが耐震補強に係る費用の一部を補助している.
耐震補強の工事には,色々な工法が実施されている. 下記の東武鉄道野田線の高架橋は,ねじふし棒鋼を使った工法で,柱の周囲を取り囲むように鋼材で締め付けるもの. 各部材が人手で運べるようになっているため,重機を入れられないような場所でも工事ができる. なによりも,従来工法に比べて大幅なコストダウンが可能だ.
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ボロボロの宮本歩道橋@船橋市宮本(2)
船橋市宮本9丁目の宮本歩道橋は,かなりボロボロだ. 大きな穴がいくつもあいていて,穴に靴のつま先を引っかけてケガをしてもおかしくない状況だった. 
通常,道路の管理者が建設と管理を行うが,千葉県が横断歩道橋の改修工事を始めた.
改修工事は2008年5月末までおこなう.
工事は半分づつおこなっているが,大きく空いていた穴もふさがっている.
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ボロボロの宮本歩道橋@船橋市宮本(1)
4月25日は歩道橋の日だ. 歩道橋の日の由来は,1963(昭和38)年4月25日に大阪駅前に日本初の横断歩道橋が完成したことによる. この歩道橋は行政が作ったものではなく,社会活動の一環として松下電器(パナソニック)が建設して大阪市に寄贈したものだった. だが実際には,日本で初めての横断歩道橋は,1959年(昭和34年)に愛知県清須市の西枇杷島歩道橋が日本最初といわれている.
船橋市宮本9丁目の宮本歩道橋は,かなりボロボロだ. 大きな穴がいくつもあいていて,穴に靴のつま先を引っかけてケガをしてもおかしくない状況だ. 
道路法上は,道路の一部として道路の管理者が建設と管理を行うこことになっている. 国道14号に架かっている横断歩道橋も,国土交通省の管理と思われる.
現在の歩道橋のほといんどが1960年から1970年に造られたもので,この橋も30年から40年経過しているものと思われる. 特に東京湾岸地域は塩害の影響もあり,歩道橋の傷み方がひどい.
ここの宮本歩道橋は,通常の歩道橋より幅が広い. 小学生用というよりは,京成本線船橋競馬場駅から降りた乗客が,隊列を作って船橋競馬場や船橋オートへ向かうからだ. この歩道橋が造られた当時は,千葉方面から着た客が,船橋ヘルスセンターへも向かったものと思われる.
このように基本的な構造体にも穴が開いているため,倒壊の可能性もある.
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(2008年04月27日)ボロボロの宮本歩道橋@船橋市宮本(2)
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